現場だより(平成29年5・6月)

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◆5月15日現在施工中の斜面の修復工事は、茨城県行方市(なめかたし)のT氏邸の斜面で、平成13年10月に伊豆大島に未曽有の災害をもたらした豪雨の余波を受けて突然の大崩壊を起こしたものです。

◆T氏が公的助成の可能性を探っている間に3年が過ぎましたが、昨年(16年秋)に研究会へ入会の希望を伝えて来られました。

◆既に同県取手市で施工されていた東谷寺の事例を見学済で、力学的合理性に納得され、これなら自宅庭に用いて安心だと確信されましたが、更に、昨年千葉県鋸南町保田に事例を見学時に、その場で採用を決断されたのです。

◆懸念材料は、3年前の落下土砂による斜面下の隣家台所と風呂場を破壊する事故の発生です。その補償についての合意決着後も両家の間にはまだ少しわだかまりが残っておりました。

◆ 同様のケースに遭遇することは多いのですが、斜面が両家の境に存在する為、T氏が工事費用を負担することで隣家の安全も確保し、不満なく、修復工事も円滑に進める案を提示し、無事に着工しました。

◆身近な処に施工事例が存在していたことにより、実際に見学されたことが決断に結びつきました。周囲の助言も大切ですが、何よりも自分の目で確かめられた実例の存在が大きいと思いました。