現場だより(平成28年11月)

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◆今回、河西理事の記事で津波対策が紹介されましたが、日本各地の海岸線の多くは風光明媚な景勝地から成っており、それを隠してしまう防潮堤は観光を生業とする人達を貧してしまう、恐ろしいものです。

◆コンクリート防潮堤より緑の防潮堤が優れているとして、造るならコンクリートは排すべきと考えてきました。

◆宮崎の日南海岸は、珍しい波状岩で出来た「鬼の洗濯岩」が観光の目玉ですが、その上に防潮堤が載ってしまうと、全く興醒めです。

◆しかも、津波は防潮堤の規模に合わせてくれませんから、観光資源を失った分に見合う効果が得られるとは限りません。

◆それなら100年間の生業を維持して、いざというとき高台避難を可能にする方が大幅に経済的であり、人命保全も確実であると考えます。

◆斜面にコンクリートが被せてあっても、フォレストベンチを用いれば車で登る斜路を設けることは可能です。自然を壊してしまうと元に戻らないことを重々考えて、正しい選択をすべきと考えます。