Q&A

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全天候フォレストベンチ工法に関して、よくある質問を紹介します。

局地的豪雨や地震から斜面を守る工法です。
階段状の水平面に植樹することで、自然景観の再生及び生物多様性を保つことが可能となります。
切土と盛土の両方で適用が可能です。
切土の場合は、アンカーと支圧盤による定着が可能です。盛土の場合は、支圧盤による定着により地盤反力を確保します。
法面を補強したいあらゆる場合に適用が可能です。
特に、緑化を求められる場合や斜面を樹林化したい場合、コンクリートでは景観が損なわれる場合に適します。
これまでの実績では、逆巻工法において30m(20段)、それ以外では15m(10段)での施工実績があります。法面高さ1.5~30mの範囲での施工が一般的です。
5分勾配(1:0.5)より緩い勾配において施工可能です。
全国で約100件の施工事例があります。
直近では、和歌山県和歌山市や岩出市で平成26年2月に竣工した事例があります。
集中豪雨などで斜面の土砂が多量の水分を含んだ場合、遮水性の構造物では緩んだ土砂が横滑りする土圧に加え、水圧を完全に受ける状態となり危険です。透水性土留壁の場合、常に水が抜けて水圧を受けないので、土圧のみの負担となるので、非常に効率のよい土留めが可能となります。
例えば20tのコンクリートで斜面を支えた場合、横滑りに抵抗する力は約半分の10t程度です。しかしこの10tをアンカーの引張力で補った場合、D19の鋼材1本で同じ効果が得られます。重量での抵抗に比べ、引張力による抵抗が有利となります。
重量な構造物は、地震時に作用する水平力は重量に比例して増大します。しかし軽量な全天候FB工法の土留柵は、大きな地震でも大きな水平力が生じません。またバランスを崩して転倒する心配もないので、地震に対して大きな安心感が得られます。
土留壁全体に免震機能を与えたことです。
当工法では、アンカーと土留柵をワイヤーで環状に結んで取付けます。これにより、地震時の振動を吸収し、破壊を免れます。他の工法では、ボルトで剛結するものが多く、大きな力を受けた際に、破壊に至ってしまうことがあります。
竹を使ったものや、間伐材の表皮を剥いで塗料を塗り、重装な雰囲気に仕上げた事例があります。
地山には不透水層があり、水が通りにくい層がありますが、当工法で一度ほぐされて埋め戻された土砂は、土粒子間に間隙を持つため、不透水層を形成する状況にはならないと考えます。
そのとおりです。表面に間伐材を使用し、自然環境に適した見た目となります。また間伐材のリサイクルは森林の復興を促進し、植樹によるCO2の削減効果により、地球温暖化の抑制にも効果を発揮できます。
自然景観を配慮した観光地や、歴史ある寺社のある斜面での採用例があります。このように、コンクリートでは景観を損なってしまう場合の事例がほとんどです。
当工法で得られる階段状の水平面には、降雨による水分と共に、肥沃な養分もその場に浸透していくので、植物の生長に適した環境が整います。しかし斜面では、水分と養分は斜面に沿って流れていくので、肥沃な土壌は形成されません。
本当です。
林野庁のHPでも公表されていますが、森林が生育する過程において、杉などの針葉樹で年間7.8t程度、ブナなどの広葉樹で年間5.8t程度のCo2が吸収されるとあります。
心配はありません。
高木は本来から、強風や台風を受けながら生長し、それらに屈しない根を生長させながら樹木を生長させています。そのため、根の生長に比例しない樹木の著しい生長は少ないものと考えます。また当工法では、水平面に地山を加えた3方向への根張りができます。
現地の調査や測量、計画などは、当社(中林建設㈱)が中心となって行ないます。
斜面が安息角にある状態においては、FBパネルに掛る土圧に耐えうるアンカー定着長(L=1.8m)を確保すれば十分です。しかし、円弧すべりなどで法面全体が移動する懸念がある場合には、すべり面を超えてアンカーを定着させる必要があるので、切土補強土工法に準拠した補強材の検討が必要です。
一般に20~25KN以上の設計引張耐力が必要です。
これは、土留壁1ユニット(1.5m×3.0m)に掛る総土圧を示します。
アンカー削孔時の騒音が少し気になるかもしれませんが、防音シート等で囲えば、かなり低減されます。大型重機を使用しての作業は、作業期間・作業時間等を調整して対応することで、不快の騒音を低減することも可能です。
大阪府豊能郡能勢町の事例では、全ての作業を人力で行ないました。規模は100㎡で、法高7.5mを2ヶ月の施工期間で完了させることができました。
超硬質岩盤や軟弱地盤への適用は不向きです。
高い法面の場合、上から下へ1段ずつ施工する逆巻工法で行なえば、安全な施工が可能です。下から施工する場合でも、土質によっては15m程度まで施工が可能です。
直接工事費の公表価格は、41,000円/㎡です。
工事の規模や条件にもよりますが、一般には土質調査や現地調査を行なってから積算します。
現場条件・施工条件によって大きく異なります。
当工法は法面の垂直距離に対する費用なので、法勾配によって費用が変動しません。一方、ポピュラーな吹付法枠工などは、斜距離に対する費用となるので、勾配によっては費用は安くなります。当社の比較モデルでは、1:0.5では当工法が割高ですが、1:0.7では安くなるとケースもありました。
他の逆巻工法と比べると非常に安くなります。
一般の逆巻工法が45,000円/㎡~80,000円/㎡掛ることを考えると、非常にコストパフォーマンスの高い工法と言えます。
通常の溶融亜鉛メッキの4倍の耐力を有します。
当工法で使用する鋼管材は、高耐食溶融メッキ鋼板ZAMで製作されたものです。通常の溶融亜鉛メッキは、悪条件下で約25年の耐用年数だとメッキ協会より公表されているので、かなりの耐用年数を要すると思われます。
間伐材は10年程度で強度が低下するなどの腐食がみられます。
しかし大半のケースでは、間伐材が腐食する前に樹木が生い茂り、ほとんど見えなくなっているのが実情ですが、使用場所によっては、取替えが必要となる場合もあります。
通常のコンクリートでは、部分的な取替えが難しく、大掛かりな撤去作業から新設作業が必要となりますが、当工法では、各ユニット化による部分的な取替えにより、更新が可能となるので簡単です。また、樹木が生い茂り森が再生されている場合には、木の根が斜面の安定を助長することから、施設更新の必要がなくなることが将来期待されています。
水平面にある土砂は、斜面ほど流出しません。階段形状が水の加速度を低下させるためです。また水平面は重力に直交しているので、非常に安定状態にあることも起因しています。
当工法で使用する部材は76.4kg/㎡が標準です。吹付法枠工では約300kg/㎡ですので、非常に軽量であることが分かります。
近年では、スーパーダグシム工法やパンウォール工法と比較されますが、コストや施工期間を考えると有利であると考えています。吹付法枠工法とは、勾配や形状によっては安価となる場合もあります。
コンクリートは、長期に渡る乾燥収縮でひび割れが発生し、損傷が進みます。また地盤変動や地震による不等沈下等が考えられます。
当工法は、柔軟性に優れた構造で時間経過による損傷がないので有利です。
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