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現場だより

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現場だより(平成28年1月)

読者の皆様、新年あけましておめでとうございます。今年も現場だよりよろしくお願いします。昨年の年末号では、福井県池田町の斜面崩壊現場のご報告が途中になっておりましたので、その続きからご報告したいと存じます。

◆池田町も過疎に悩む地方の一つであり、町興しの目玉として“ツリーピクニック”という若者向けの新しいレジャー導入に取り組んでおらます。

◆索道にぶら下がりながら、ターザンのように空中散歩しながら、自然と池田町の街並みと共にスリルとを楽しんで貰おうという、レジャーです。

◆そのスタート台のタワーや宿泊施設・食堂などは既に整備されていて、今年のゴールデンウイークに開園する予定で、後はそこへ辿り着く道路の完成が待たれていたのです。

◆しかし、昨年8月に出来たばっかりのその道路は、12月6日に突然大きく崩れてしまいました。最近の気象災害による斜面災害かと思いきや、豪雨が原因では無いとのこと。

◆地質データと設計図を見せて戴くと、礫層の下部を三分勾配で切土した為に、のり面が安定を保てずに崩壊した、という結果でした。写真を見ると地下に埋もれていた礫岩が“積み木崩し”のように崩壊しています。

◆当地は例年2月に2mの積雪があると言いますので、その雪解け水が斜面を滑りやすくする可能性があります。従って、雪解け後の様子を見ないと、施工中の斜面の安定に疑問が残ります。

◆当方へのご相談があったのは、崩れた斜面にも緑を再生できる工法としては、フォレストベンチ工法という紹介を、畠山理事の講演で聞いたから、という経過がありました。その期待には是非とも応えたいのですが、先ずは自然の摂理に従って安全を確かめることが先決です。